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矢幡洋の犯罪心理学と事件-日々の考察

犯罪事件コメンテーターとしてTVに出ることがあります。社会の出来事や自分の体験を心理学的に考察します。3日に一度、昔、単行本などに書いた少年犯罪分析を連載します。自分で取材した古い事件もあります。他、本家ホムペ・ブログ更新情報も告知します。

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もし元不登校児の娘が自閉症だったら
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連載少年犯罪検証013京都「ゴスロリへの転身、射られた馬」弐

連載少年犯罪検証京都「ゴスロリへの転身、射られた馬」弐

京都16歳少女手斧父親警官殺害事件

最初は剣道部に入部したが、あまりうまくなく、誰とも打ち解けようとしなかっ

た。2年になってから急に練習を休み始め、ますます周囲と険悪になって退部し

ていった。

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 勉強への意欲が低下し、成績も落ちていった。授業中にもよく落書きをしてい

た。「教室で女友達が普通に使う言葉に訳の分からないキレ方をしていた」とい

う。

 次に美術部に入って副部長となり、同人誌のまねごとをしたりして、少数なが

ら友人を作ることができた。

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 交友関係は狭かったが、文化祭の演劇の時には立候補して魔女役を巧みに演じ

た。

 だが、エキセントリックな服装をするようになる。顔の両サイドの髪だけを長

く伸ばし、前髪を短く切りそろえた(逆に、前髪だけを長くして後ろ髪を刈り上

げた髪形にしたこともあり「もみ上げ」とあだ名された)。中学2年のころから、

黒ずくめのゴスロリファッションを好んでいた。

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 猫のぬいぐるみを作って学校に持ってきたことがあったが、その腕の部分に本

物のカッターナイフの刃をテープで巻きつけており、口の部分は血を吐いたかの

ように奇妙に塗られていたのを、周囲に「かわいいでしょう」と見せてまわり、

周囲はみんなひいていた、という。

 中学校の卒業文書には「私的3年間人生論」と題した文章を書き、そこには

「毎日が面倒くさいなりに楽しかったです。多分目が黒いうちの中でいちばん楽

しい一年だったと思います」などの奇妙な文章を書いている。他には「勉強は大

嫌い」「遅れを取り戻そうと頑張るのですがなかなかうまくいきません」「もう

後がありません」と勉強の遅れのことを書いていた」とし、将来の希望とし「漫

画家か家政婦」としている。この文集に写真で載せた自作イラストは、真ん中に

巨大な矢に射抜かれてひざまずく馬、真っ黒い地面には丸い光が差し、背景は夕

暮れの海と空という奇妙なものであった。

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 奈良市の芸術系専修学校に進んでイラストやアニメを学ぶ。膝上まである白黒

しましまのハイソックスをはくようになり、中学校時代の彼女を知る人からは

「ゴスロリ系になった」と驚かせる。