文科科学省は小学校教育の段階から「自分らしさ・個性」を最高の価値とする洗脳教育を行っている。だが、「自分らしさ・個性」とは自分で答えを探さなければならない心理的な目標である。このような心理主義によって一生を「自分探し」に費やして終わること…
診断基準が変わったとたんに自閉症診断が40倍に増えたアメリカ。彼らは診断の濫発の引き締めにかかっている。日本の研究者たちはその事情を正確に伝えようとせず「100倍に増えた」という嘘八百を吹き続けている。
病床まで殺そうとして行ったけど、思い返した 事件以来、最大のショッキングな報道はこれだっただろう-「加害者女生徒は、ガンで自宅療養中の実母を殺害しようとした」 。これで、 「傷つきやすい10代少女」をテーマとするセンチメンタル・ストーリーは完全…
笹井芳樹氏は「しょいこみ型タイプ」だった? 理研・笹井芳樹氏の痛ましい自殺は、元来あった抑鬱気質の上にこのタイプの人たちが特に苦手とする「周囲との調和が破壊され、自分を非難する口実ができてしまった時の弱さ」と言う側面が現れ、自罰が急速に自殺…
理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹・副センター長が自殺したと言うニュースが日本中を驚かせています。輝かしい業績のある研究者がこのような形で自ら命を断ったことに哀悼の念を表します。現時点で心理学的な立場で言いうることをわ…
センチメンタル・ドラマより問題な 専門家のミスリード 専門家のミスリード-新たな構図が浮上している。せっかく1部で起こっていた「人間ドラマの結果としての殺人」説はお釈迦になってしまった。 「父親の再婚が裏切りだった」 「傷つきやすい人の少女の心…
強迫性性格-ルールずくめのお堅い人たち 整然としたデスク、日課が大好きな人たち 僕は、ミヤネ屋で、野々村元議員が会見で号泣したメカニズムを強迫性パーソナリティーの1現象として解説しました。今、その解説は号泣会見の1部しか説明できていないと思っ…
マスコミの犯罪コメントの正体 (末尾に29日夜20時最新情報を付加) そのうさんくささ-社会の安心装置 僕は、犯罪コメントをこれまでたくさんやってきた。 「犯罪コメントなんて、有名になりたがっているエセ精神科医や偽心理屋が適当なことを言っているも…
この事件は、秋葉原通り魔殺人事件と動機面において近いのではないかと思います。すなわち、 「事件をなるべく大きなものにして世間にインパクションを与えてやろう」と言う動機による事件です。自己顕示的と言っても良いかもしれません。背後には、加害者の…
福祉に関するあまりに道徳的な言説はこれなんじゃないか サルズマンの強迫性の議論を読んでいたら、こんな思いがけない文章が。 彼らが高い道徳規準を掲げるのは、自分の行動に対する責任回避の方法になり うる。それを口にしてさえいれば、それを現実に実行…
戻ってきた母親と娘のつながり きのう、妻が眠る前に「今、自分が青春を初めてやっているような気がする。 同性の友達がほとんどいなかった。今、エリが友達みたいな感じ。 1時間ぐらい なら会話が続けられるし」と言う。 妻は、昨日はバテバテになりながら…
連載少年犯罪検証長崎「一匹狼が存在できない女児世界」肆 長崎佐世保女子児童同級生殺害事件 では、約15年前の加虐的な女児とA子とは何が違ったのか−変わったのは、 周囲の人間関係である。 ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ 妻が担当した女児はほと…
連載少年犯罪検証長崎「サディスティック女児の思い出」参 長崎佐世保女子児童同級生殺害事件 このタイプは、何かの症状が出るほどのストレスを自分で感じていることは少な い。むしろ問題なのは、攻撃的なので周囲が遠ざかり、社会的に孤立する、とい うこ…
連載少年犯罪検証長崎「少女の競争心」弐 長崎佐世保女子児童同級生殺害事件 あるメディアが、加害女児がコマ回し講習会に友達と参加した時のことを原稿 用紙9枚に書いていることを紹介し、そちらの方が加害女児のあどけない一面で あった、と位置付けてい…
本日13:56より日本テレビ『ミヤネ屋』にて、テレビVTR出演予定、飛鳥被告保 釈時の動作などから、飛鳥被告保釈時の心理状態について私が短くVTRコメントす る予定です。番組の最初がこのコーナーになる可能性が高いようですが、私のコ メントがどこで使われ…
連載少年犯罪検証長崎「この少女がアスペだって?」壱 長崎佐世保女子児童同級生殺害事件 この事件は、国際的にみても極めて特殊なものであり、ここから何らかの一般 論を引き出すことには慎重でありたい。社会の風潮よりも、加害女児の個人的病 理が色濃く反…