佐世保高1女子殺害事件
鑑定留置をきっかけに見解を修正する 佐世保高1女子生徒殺害事件の鑑定留置が決定した。その前後の報道で、私の解釈に若干の軌道修正が必要であると感じるようになった。私は、統合失調型人格障害の可能性を指摘していたのだが、それよりも、私が事件に起こ…
画像左は佐世保高1女子殺人事件加害者が美術展に出展した自画像(週刊新潮8月7日号)25ページより引用 画像右は酒鬼薔薇事件の少年が犯行直前にノートに描いた「バモイドオキ神」(模写) 先日発売された週刊文春・週刊新潮で佐世保高1女子の件を自分…
病床まで殺そうとして行ったけど、思い返した 事件以来、最大のショッキングな報道はこれだっただろう-「加害者女生徒は、ガンで自宅療養中の実母を殺害しようとした」 。これで、 「傷つきやすい10代少女」をテーマとするセンチメンタル・ストーリーは完全…
センチメンタル・ドラマより問題な 専門家のミスリード 専門家のミスリード-新たな構図が浮上している。せっかく1部で起こっていた「人間ドラマの結果としての殺人」説はお釈迦になってしまった。 「父親の再婚が裏切りだった」 「傷つきやすい人の少女の心…
マスコミの犯罪コメントの正体 (末尾に29日夜20時最新情報を付加) そのうさんくささ-社会の安心装置 僕は、犯罪コメントをこれまでたくさんやってきた。 「犯罪コメントなんて、有名になりたがっているエセ精神科医や偽心理屋が適当なことを言っているも…
この事件は、秋葉原通り魔殺人事件と動機面において近いのではないかと思います。すなわち、 「事件をなるべく大きなものにして世間にインパクションを与えてやろう」と言う動機による事件です。自己顕示的と言っても良いかもしれません。背後には、加害者の…